ニットリビアの庭

第50回・縫い方にはどんなものがあるの?


前回まではミシンの種類とその機構についてお話ししてまいりましたが、今回は縫製工程で用いられる縫い方についてご紹介致します。

ミシンの種類と分類(第45回第46回)でも折に触れていくつか紹介しましたが、これら以外にも数多くの縫い方があります。個々の縫い方とその説明についてはJIS L 0122規格「縫製用語」にて定義されていますが、あまりにも多岐に及ぶため、ここでは前回まで紹介されなかった縫い方を中心に、弊社でよく使うものをいくつかご紹介致します。

飾り縫い 装飾を主な目的とした縫い方、もしくは生地の表に出る縫い目の線が飾りとして用いられる縫い方。
ピコット 生地の縁を環状もしくはギザギザ状に飾る縫い方。
コバステッチ 生地の折り端を飾り縫いするための縫い方。
伸び止め縫い 生地の伸びを止めるために縫うこと。
パイピング 生地の縁に、別布をパイプ状に縫い付けること。芯(コード)を入れる場合もあります。
伏せ縫い 縫い代の押さえとほつれ止めとを兼ねた縫い方の1つです。特に袖口に用いる場合は、口伏せと呼ばれます。
巻き縫い 生地の端を少し折り返し、内側に巻き込むように縫うこと。ラッパ(巻き縫いしやすいようにするための器具)を使用することがあります。
すそ引き 生地の端を折り曲げて、縁縫いミシンなどで裾を始末すること。
まつり(縫い) 生地の端近くに織り糸 1 本をすくうように、表に糸をほとんど出さなようにする縫い方。縫い方や縫い目の形状によってさまざまな表現があります。
シャーリング 一定の間隔をおいて 2 本以上の縫い目で生地を縫い縮めることで、不規則な波形のひだを作る縫い方。
ギャザー 生地を細かく集めながら縫い縮めた状態のこと。
ピンタック 生地の折り山の際を縫い付けた細かい直線状のひだ。
しつけ(縫い) 2 枚の布を間隔をもたせて仮に縫い付けること。
せっぱ(止め) ジャケットの袖など、実際には開けられないのにあたかも開けられるように見せかける部分。これを作るには、2枚の生地をを間隔をもたせて縫い止めます。
閂(かんぬき)止め 縫い目がほどけやすい部分などを補強するために、縫い目を閂のように止める縫い方。
穴かがり ボタンホール(穴)の周囲がほつれないように縁を処理する縫い方。
根巻き ボタンを付ける際、糸足(ボタンと生地とを縫い付ける糸)に糸を巻き付けることでボタンを浮かす縫い方。
プレス スチームや電熱などを利用して、アイロン等で生地に適度な圧力を加えることにより、生地を折り曲げたり、伸縮させたり、芯地を接着したりする仕上げ方。

以上、ほんの一部だけかいつまんでご紹介致しました。他にどんな縫い方があるか知りたい方は、こちらをご覧いただければ幸いです。

次回は、衣類の仕上げ工程についてもう少しつっこんでご紹介致します。


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