ニットリビア・バックナンバー

第14回・ナイロンってどんな特徴があるの?


前回まで、綿や毛などの天然繊維、レーヨンなどの再生繊維やアセテートなどの半合成繊維についてお話ししてまいりましたが、これらは植物や動物を原材料として利用していました。
今回お話ししますナイロンは、植物や動物を必要としない繊維という点で非常に革新的な繊維と言えます。そして、ナイロンを皮切りに、ポリエステル・アクリルなどの合成繊維が創り出されていきました。
現在でもナイロンは、合成繊維の中では最も生産量が多くなっています。
ナイロンとは、タンパク質に含まれるアミノと酢酸などの有機酸とが縮合、つまり水分子が取れてつながった物質(アミド)が、鎖状に連なってできる高分子体の総称です。牛乳にレモン汁などをふりかけて変質した物質を、糸状にするようなものとイメージしていただくとわかり良いと思います。

ナイロンは、合成繊維の中できわめて強く、同じ太さの鋼鉄線よりも強いです。
また摩擦や屈曲にも強く熱によるセットも容易です。
さらに、水や薬品にも耐性があり、色も鮮やかに染まります
欠点と言えば、日光に長時間さらすと脆くなることです。

先にもお話ししました通り、ナイロンにもいくつか種類があり、代表的なものに「ナイロン6」「ナイロン66」があります。
国内では原材料や製造コストの安い「ナイロン6」が主力ですが、世界的には「ナイロン66」が多く生産されています。なお、ナイロン66の方が、ナイロン6に比べて品質が優れています。
人造繊維のため長繊維が多く、用途としては、衣類分野では靴下やスポーツウェア、インナーなどに使われ、それ以外ではロープや網、テントや傘などに使われています。

次回は、ナイロンと並んでポピュラーな合成繊維・ポリエステルについてお話ししていきたいと思います。

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